介護

2011年7月30日 (土)

イイヒト

水沢出張の帰りに、ダンナの実家にちょっと立ちよった。

日射しが弱まった夕方の庭で、おばあちゃんが草取りを、

おじいちゃんはランニングシャツにパジャマズボン姿で、

小犬を連れた小学生の男の子とおしゃべりの真っ最中。

pig  「こんにちわ~」

 「あれ、出張だったの?」

 「あ、よく来たね~、まずあがってお茶っこでも。」

pig 「ありがとう~、cake ケーキ買ってきたよ~、三人で食べよう。」

 「ああ、通りすがりの人なのに、悪いねぇ。」

この時点で、じいちゃん、私の存在がまったく認識できていません。

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← 大好きな栗の渋皮モンブランを

   大事そうに食べるおじいちゃん。

   ちなみに、自分のケーキに手を

   つける前に横にいるおばあちゃん

   のフルーツケーキを半分くらい

   食べちゃって、pig に叱られました。

   ケーキを食べながら、おじいちゃんが

   私に質問。

 「あんた、あんたはイイヒト(彼氏)いるのスか?」

pig 「あ、はい、いますよ~。背が高くって、男ぶりよくって、

   優しいイイヒトが。今度紹介しますね~。」

 「あ、そう。。。」

ん? なんだか気乗りのしない返事だわねぇ。

おばあちゃんが言うには、さっきまで自分は独身だと言い張っていたとか。

おばあちゃんが、「私がアンタの奥さんなの!」って説明しても、

 「オレは若いんだ。こんな婆さんと一緒になるハズねぇ!」

…みたいな会話のやりとりがあったので、pig にイイヒトがいるかどうか

気になったんじゃないかとのこと。

pig 「あ~ら、残念!そうとわかっていたら、私まだ結婚しなかったのに~、

 ごめんなさいね~(爆) ところで、おじいちゃんにはいないの?イイヒト。」

 「…いるよ。 オレのイイヒトだから…このケーキ半分やる。」

そう言って自分の食べかけのモンブラン(実際は1/3程度・笑)を

おばあちゃんの前へ。

 「なんだ~、わかってるじゃないのぉ~。」

照れながらも、少女のようにおばあちゃんが笑った。

pig 「あ~、アッツイ、アッツイ heart04 ほら、ちょっとこれで冷やせば~」

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← 私がふざけて、ケーキについてきた

   保冷剤を渡すと、素直に自分の額に

   あてるじいちゃん。

    「あ、しゃっけ!(冷たいの意)

     んでも、しゃっけくて気持ちいい。」

   「3だって。」 

 おばあちゃんが3本指を立ててボソリと言った。

認定更新で介護度が1から3となったという意味だ。

「そう…」 とだけ私はこたえ、

二人で保冷剤を頭にのせたじいちゃんを見ていた。

   

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2011年6月 3日 (金)

パーな小学生

ダンナと水沢に行った。 rvcardash

認知症の症状が少しずつ進行している おじいちゃんのこと、

それをみているおばあちゃんのこと、これからの公的サービスを

どのように進めていくかなど、ケアマネージャーを含めて話し合うために。

正直に言って、みんなの気持ちがかみ合っているわけではない。

それでも 川は流れている。 

いつまでも淀みにはいられない。

季節も流れている。 

春には春の楽しみ方が、夏には夏の過ごし方が

きっとあるはず。

桜を眺めながら紅葉を望むことの むなしさに

気づいていても 人はなお、紅葉を望んでしまうものらしい。

それなら それで…

それは それとして… 心のままに。

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今後の参考までに、ということで、ダンナがおばあちゃんを連れて

認知症対応のデイサービスやグループホームなどの見学に行って

いる間、おじいちゃんと遊んだ。

二人がいなくなると、いきなり おじいちゃんが私に向かって、

爺:「あんた、あんたはパーなのか?」 って聞いてきた。

pig:「それってクルクルパーっていう意味?」

頭の横で人差し指を数回くるくる回したあと、ジャンケンのパーの

形に指を広げながら、私は目の前にいる爺さんに問うた。

爺:「んだ!」

pig:「そうだよ。」

爺:「あ、やっぱり!オレもクルクルパーなんだよ。」

って、爺さんも指でクルクルパーのジェスチャーをした。

アハハって二人で笑いあったけど、

ああ、この人もまだまだ葛藤の中にいるんだな、

ちょっと苦しくなった。

pig:「じゃあ、パー同士で仲良くしよう! 散歩行く?」

爺:「いぐべ、いぐべ!」

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病気の特徴の一つなのだろう、収集癖がみられるようになって久しい。

上はおじいちゃんが集めた石ころたち。これらの石ころを眺めていると、

ただ闇雲に集めているわけではないことがうかがえる。

丸くてスベスベしたもの、平べったいもの、ちょっと変わった模様のもの、

光りモノが混じったもの、おもしろい形のもの…これらはみな、

おじいちゃんの美意識にかなうものたちばかりなのだろう。

マザーグースの歌、「男の子って何でできてる」をパロって書けば、

    おじいちゃんって 何でできてる?

    おじいちゃんって 何でできてる?

    木の実 草の実 石っころ

    きれいな葉っぱ

    カラスの抜け羽に  棒っきれ

    そんなこんなで できてるさ。

   (英訳できない。 悪しからず coldsweats01 )

おじいちゃんと、散歩の途中で拾った石ころや葉っぱを使って…

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         ↓

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         ↓

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         ↓

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         ↓

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赤い葉っぱはベニカナメモチ、孔雀(もどき)の尾羽はアスパラガスの擬葉。

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チョキチョキ、ペタペタ… いやあ~ 楽しい~。

夢中になって葉っぱのアート制作中の私をニコニコしながら

眺めていた爺さんに、私は再び質問を受けた。

爺:「おぉ、うまいもんだなっシャ。ところで、あんた、小学何年生?」

pig:「へっ? …… えっとねぇ、ご、ゴジュウ…ネンセイ…です。」(爆)

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2011年5月 6日 (金)

八戸土産

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先日 遊びにいらした方からのお土産。

八戸名物がいっぱい! ありがとうございま~す。 happy01

真ん中は青森県民のおふくろの味、上北農産加工のスタミナ源たれ

通称「源たれ」…というのだと、他県のカンナさんから以前教わりました。

早速 capricornuspig おすそ分けに水沢へ。 rvcardash

実はおじいちゃんはその昔(18~22歳頃?)八戸で暮らしていたことが

あるのです。 これは私がお嫁に来てから おじいちゃんが病気になる

までの約20年間にさんざん聞かされていたことです。

八戸時代は戦時中から敗戦直後の激動の時期で、おじいちゃん自身も

若くして父(capricornus の祖父)を失い、相当苦労した時期だったようですが、

当人にとっては人生の中で一番輝いていた時でもあったようです。

病気になる前、私が「戦争という暗い時代に多感な年頃で、しかも

お父さんまで亡くなって、ずいぶん大変でしたね。」と言うと、

「いや、大変なときでも、世の中が暗くても、自分の中にはそれなりに

楽しみがあるもんなんだ。その時その時で楽しみを見つけるのサ。」

と答えたものでした。

八戸を語るときのおじいちゃんは いきいきとして、愉快そうです。

蕪島のウミネコの卵を悪友としっけいして食べちゃったこと、

海に潜ってウニを採っていたらコンブに巻き付かれて死にかけたこと、

父親が死に、若くして缶詰工場のオーナーになったこと、

酒と煙草も八戸でおぼえたこと、ちょっと”粋な”遊びもしたこと…

海軍(養成学校?)で身につけた写真技術が生業に結びついたこと、

缶詰工場を人に譲り、水沢で始めた写真屋の名前を、

それまで暮らした八戸の町名からとってつけたこと…

さっきまでのいっさいのことを忘れても、八戸の記憶は残っている

ようです。ただ言葉が出てこなくなったので、私が助け船を出すと、

「アンタ、よく知ってるねぇ、オレより知ってんでねぇか?」って(爆)

(そりゃね、あれだけ聞かされて、耳にタコで、そのタコが

私の耳の中で踊っちゃってるからね・笑)

爺:「何々、花万の『なかよし』…おお、八戸の白銀で作ってら!

  オレがいた隣町だ~。いや~、わざわざオレのために八戸から

  届けにきてくれたの? アリガト、アリガト。」…ムシャムシャ。

pig 「そ、そーだよ。美味しいから食べて…って、もう食べてるし。」

… ちょっと違うけど、ま、そう思わせておくか。(Fさん、ゴメンナサイsweat01

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2011年5月 1日 (日)

最初で最後・・・かも(1日目)

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2ヶ月ほど前の記事、『岩手弁かるた』を覚えておいででしょうか?

あの時、「あるイベントで使うため、ノリで購入」と書いたのですが、

その、あるイベントが先日行われました。ホントはイベントなどと

大げさなものではなく、capricornuspig 一家の温泉一泊プチ旅行でした。

おじいちゃん、おばあちゃん、3人の息子&奥さんたち、

つまり夫婦4組、計8人で。 長男のダンナを始め、仕事を持つ

私たちが一同に会すことはできそうでできないことです。 

それでも何とかやりくりし全員集合!ができたのは、

各々の胸の内に「これが最初で最後になるだろう」という

思いがあったから。 残念ながら認知症のおじいちゃんにとって

このプチ旅行は思い出作りにはならず、少しの環境の変化にも

パニックを起こしやすくなっている今、むしろ病状を悪化させるのでは

との危惧もありました。 だから、敢えて言うならこれは おばあちゃんと

私たち家族のための企画であったのです。 おじいちゃんの病状が

これ以上悪化する前に、少しでも楽しい思い出を作りたかった…。

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↑ 場所は花巻の新鉛温泉 愛隣館。夕食にそろった家族一同。

えっと、プライバシー保護のためパステル画調に処理しました。wink

お料理やサービスが充実している上に驚きの価格設定が魅力です。

震災前に予約をしていたのですが、震災後、キャンセルが相次いだと

聞き、私たちは敢えてキャンセルはしませんでした。

これも一つの支援の形かな…と。

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↑ 相変わらず食欲旺盛なおじいちゃんと笑顔のおばあちゃん。

       spa   bottle   spa   beer   spa

温泉に入り、美味しいごちそうをたらふく食べた後は、

pig 「私たちの部屋で かるた大会するわよぉ~。みんな集まって~」

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↑ で、例の岩手弁かるたの登場です。

三男のお嫁さんは徳島県出身なので岩手弁はチンプンカンプン。

個人戦は大変なのでカップル戦にしました。

ま、あんまり勝ち負けは関係なく、楽しめました。 

読み手はもちろん pig。 capricornusはおもに撮影係。

一枚札を取る度におじいちゃんの名(迷)解説つきで大笑い。

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夜も更けて おじいちゃんはお休みタイムsleepy

おばあちゃんと、三男のお嫁さん、私の3人は岩盤浴でデトックス。

老廃物をガンガン出してすっきりした pig は爆睡したのでした~。

夜中におじいちゃんが何度か起きてウロウロしたらしいのですが、

すべて capricornus にお任せしてしまった…ハハハ、ゴメンネ。

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2011年4月20日 (水)

眼力対決

私の作ったアップルパイをたらふく食べ、

私に海軍式敬礼とやらを教えてくれて、

きげんよく、げんきよく、

ダンナが運転する車の助手席に乗って

水沢に帰ったおじいちゃんだったが、

水沢に着いたとたんに態度は一変。

おばあちゃんやダンナを激しく罵りだしたらしい。 shock

詳しくはダンナのブログで。  こちら(爺ちゃんの生きる知恵)

ダンナの報告によると…

爺:「盛岡にはいろいろ命令する女がいて、あの家を支配してんだ!

   もう少しで殺されるところだったんだぞ!」

と、泣くわわめくわ大騒ぎだったとか。

病気の進行の早さに哀しい気持ちになった反面、「う~ん…さすが。

爺さんには眼力がんりき=物事の善悪・真偽・成否などを見抜く能力)が

があるなぁ・笑」とミョーに感心してしまった。

爺さんの眼力(がんりき)に負けないように、

私も眼力めじから=視線自体から感じる圧力・圧迫感)を養わねば!

次の対決はあと一週間後だ!(爆)

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2011年4月17日 (日)

アップルパイと敬礼

ず~~~っと長い間冷凍庫で眠っていたパイシートと、

実家からもらった apple リンゴで、ものすご~く久々に

アップルパイを焼いた。

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おじいちゃん、旨い旨いと、あっという間に1/8切れを完食。

アップルパイをご馳走した代わりに、海軍式の敬礼を教わった。

直立不動で向かい合い、腕の曲げ方、指先の位置まで、

教官(爺)は意外にも厳しかった(笑)

美しく、正しい敬礼は、65年経ってもこの人の髄に存在している。

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2011年4月16日 (土)

アルバムをもって

認知症の介護は本当に大変です。

おじいちゃん(capricornusの父)の病気は進んでいます。

哀しい事実です。 

哀しみが先立つと、事実を受け入れるのは困難です。

受け入れられないと、先へ進むのはより困難になるようです。

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携帯の留守電に入っていた、疲弊したおばあちゃんの声。

会社帰りにダンナに水沢によってもらい、おばあちゃんを

ゆっくり1人にするため、おじいちゃんを週末あずかることに。

(お願いだから今回は熱出さないでね~ coldsweats01  前回の記事

ダンナの帰りが遅いので水沢に電話すると、

capricornus 「盛岡に行くって言ってるんだけど、

   今、古いアルバムに夢中になってて…」

pig 「もしもし、おじいちゃ~ん、私にもアルバム見せて~。

   早く見たいからすぐに車に乗ってきて~。」

爺 「ウシャシャ(←笑い)、ホントか?今行ぐがら~」

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すぐに寝られるようにパジャマにジャンパーをはおって

じいちゃん登場。 そして手には古い古いアルバム。

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ボロボロに破けた表紙をまずはおじいちゃんと

セロテープで修復作業。

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ゆっくりと開いた、50年以上前のアルバムにあったのは

我が家の次男の顔!いえね、次男は若かりし頃のおじいちゃん

にそっくりなのです。顔だけではなく、体型や筋肉の付き方まで!

お、おそるべし DNA!! (爆)

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それにしても、さすが写真屋を生業としただけあって量の多いこと。

もちろん、おじいちゃんだけではなく、家族や親戚の顔もたくさん。

お祭りや花火、大洪水の時の町の様子の記録写真も。

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3歳くらいの利発そうなこの男の子は…あ、ダンナだ。

すでにここが全盛期だったかもね~(笑)

ん?その奥で泣いている赤ん坊は…

○○君(ダンナのすぐ下の弟)じゃ~ん(爆)

△△君(ダンナの末の弟)はまだ産まれてなかったんだね~。

なんて、散々からかいながら楽しませてもらいました。ごめんね。coldsweats01

写真を指さして「あ、□□、こっちは◎◎。」って自分の兄弟姉妹を

言い当てていくおじいちゃん。

でも、若かりし頃の連れ合いと自分の子ども達は、現在と結び

つけることができない おじいちゃん。

… それでもいいんだよ。

白黒の写真の中の大人達は皆、こちらを向いて笑いかかけ、

子ども達は無邪気な瞳で、50年後のアルバムのあるじを見つめていた。

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← オマケの写真。

 ダンナの七五三。catface

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2011年1月14日 (金)

河童のしわざ?

snow あ~、なんだか今週も怒濤の一週間だったなぁ… typhoon

おばあちゃんの調子もよくなり、おじいちゃんとcapricornuspig3人で

ネイチャーセンターに行った(前の記事)まではよかったのですが・・・

翌日、今度はおじいちゃんが39度台の高熱&お腹にくる風邪で

もう、てんやわんやなcapricornuspigでした。

休日当番医への受診(保険証持ってきてなかったので全額負担!eye

吸い飲み、紙パンツなどの買い出しetc.

投薬、体温計、血圧計、ひえピタ…その都度抵抗するじいちゃん。coldsweats02

が、なぜかパンツ交換だけはとても協力的だったじいちゃん。coldsweats01

pig 「おっと、じいちゃん、ご協力ありがとう。」と言うと

爺:「はい、ドーイタマシテ。」と熱でろれつのまわらなくなった口で答える。

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解熱剤を限度回数の3回飲ませても なかなか熱が下がらず、

ひえピタを嫌がるので私の冷えた手を何度も熱い額にあててみた。

両手で頭を包むようにすると、おじいちゃんの薄い頭皮の下に

はっきりと頭蓋骨を感じる。

私の掌に包まれたそれは思いの他小さかった。

「あぁ… 死んだらこの骨が残るんだな。」

不敬且つ不謹慎にもそんなことを思った。淡々と思った。

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翌日、奇跡的な回復をみせたじいちゃん、

平熱にもどるや、今度はしゃべる、しゃべる、

そんじょそこらのシナリオライター顔負けのストーリーを組み立てて(笑)。

爺:「あれ?オレ、どうしてここにいるんだ? あ、そうだ、思い出した。

   オレ、水沢から歩いてここに来たんだった。

   それからこの下の道にねぇ、河童がいるべ?カッパ。

   そいつがねぇ、この道曲がってげって言うからその通りに歩いて

   来たらここさ着いたのサ。あんたも知ってるべ?カッパ。」

pig 「ふ~ん、おじいちゃん、水沢から歩いてきたらすごく疲れたでしょ。

   カッパなら知ってるよ、ウチにも時々来るもん。座敷わらしもいるよ。」

爺:(疑い深い目で)「んだってが?(本当に?)いや、違うな、カッパは

   あそこから動くはずねぇな。」

よくよく話をしていったら、どうやらじいちゃんの言うカッパは、

我が家の下の道路沿いにある「かっぱ寿司」の看板に描かれている

カッパの絵だということが判明し、ダンナと爆笑してしまった。

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おじいちゃんの体調も落ち着いたので、連休明けにダンナが

午前中休みをもらっておじいちゃんを水沢まで送っていったんだけど、

爺:「オレは盛岡から歩いて帰ってきたんだ。」と言い張るじいちゃん。

pigtelephone 「行きも帰りも歩くなんてさすがだね!疲れたでしょ。」と言うと、

爺:telephone 「いや、それがぜんぜん疲れてねぇんだよ。足も痛くねぇし。

   あ、思い出した!そういえば帰りはオレが一人で歩いていたら

   途中でどこかの親切な男がオレのこと車に乗せてくれたんだ。」

pigtelephone 「あ、それって河童だよ、カッパ!(爆)」

爺:telephone 「あ、やっぱりそうか!どうりでなぁ、な~んか変だと思ったんだぁ。」

・・・ぷぷぷ。。。じーさん、カワイイ。catface

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2011年1月 9日 (日)

赤と青、そして白

今年の初夢はキツツキのドラミングでした。

夢、といっても見たわけではなく、音だけ。

ダンナの実家は市街地にあるし、ドラミングの季節(春)でもない。

でも、はっきりと、何度も聞こえた。

あれはたしかにキツツキの力強いドラミングの音。

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capricornuspig、おじいちゃんと一緒にいつもの滝沢村ネイチャーセンターへ。

今日こそはアオゲラ(キツツキ科)に会いたいものだね~、などと話ながら。

職員の方が、「今朝は、アオゲラ3羽来ましたよ。」と。

えっ!3羽も! 高まる期待。 heart02

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こちらはヒヨドリ。                       (撮影:capricornus

枝にさしたリンゴを美味しそうに食べています。

双眼鏡をのぞいたり職員の方とおしゃべりしながら待つこと20分ほど。

すでに おじいちゃん、飽きちゃって「帰るべぇ、帰るべぇ。gawk

と、そこへ職員さんの声。 「あ、アオゲラ来ましたよ~。」

うっきゃぁ~!!悲願(?)達成!

capricornuspig はおじいちゃんそっちのけで興奮のルツボ。

カメラで撮影しまくるダンナ。

望遠鏡に見入る私。(ああ、長男にもみせてあげたい、ナ。)

え?おじいちゃん?

えっと…優しく美しいvirgo職員さんから標本の説明を受けてご満悦。catface

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(撮影:capricornus ~ 以下の写真はみなダンナの撮影です。)

↑ アオゲラ(♀)美味しそうに牛脂を食べています。

鳥は派手なオスに比べ、メスはたいていが地味な色合いですが、

アオゲラはメスも美しい。餌をついばむ姿もエレガント。

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↑ ・・・が、後ろ姿は意外とボッテリしてる。 coldsweats01

全長約30㎝ほどもあり、存在感じゅうぶんです。

チョコマカした動きではなく、移動もボンッ、ボンッ、ボンッ、と

幹を登っていき、上まで行くとバッと飛び立つ。

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↑ そして、そして、こちらは アカゲラ(♂)(キツツキ科)

アオゲラが立ち去るのを上から待っていたようです。

写真のマジックでアオゲラより大きく見えますが、全長20㎝ほど。

アオゲラよりひとまわり小さいです。

それにしてもなんてオシャレな鳥でしょう。

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↑ おじいちゃんの「早く帰るべぇ~」コールが強くなったので

ちょっと心残りでしたが、ネイチャーセンターを後にしたcapricornuspigでした。

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↑ センター前の大きなクヌギの木。

枝に降り積もった雪が青白い光を放って美しい。

ネイチャーセンターにはお弁当やコーヒー持ち込みOKとの

ことでしたので、今度は水筒にコーヒーを入れて

ゆっくり、じっくり 観察を楽しみたいです。

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2011年1月 8日 (土)

バガになったんだえが?

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今年は七草粥・・・食べなかった。

平日休みだった昨日、ダンナの実家に電話を入れると

なんだかおばあちゃんの声が弱々しい。

様子をたずねてもラチがあかないので、ダンナに連絡して、

仕事を早く切り上げてもらって二人で水沢に向かいました。

おばあちゃんがちょっとお疲れモードと状況判断し、

おじいちゃんを連休中にあずかることにしました。

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昨夜、盛岡の我が家に到着したときは、

「ああ、ようやく実家に帰ってきたぁ。」(え、いつからcatface)と言っていた

おじいちゃんでしたが、予想どおり朝起きると、

「アレ?ここどこだ?アンタだれ?なんでオレがここに?」

アハハ、やっぱり最初に戻ってる~。

そして私に向かって一言。

「オレ、バガになったんだえが?(馬鹿になったのかな?)。」

そう言うおじいちゃんの目には涙が浮かんでた。

一瞬、返答に困った私におかまいなく、ダンナが即答。

capricornus 「そうだよ。バガになったんだよ。だからちゃんと薬飲もうね。」

気を取り直して私。

pig 「ダイジョブだぁ、おじいちゃん。バガになんかなってないよ。

   忘れやすくなってるだけだから。」

話をするうちに夏に盛岡で暮らしたことを少しだけ思い出したようで、

爺:「なぁんだ、やっぱりオレ、バガじゃねぇ。それに…

   バガ(馬鹿)につける薬なんか、昔からねぇんだ!」

happy02 アハハハ。。。じいちゃん、ナイス!good

capricornus 「まず、コタツに入って お茶っこjapanesetea飲みな。」

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朝日におじいちゃんの笑顔がとけていた。

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「オレ、バガになったんだえが?」

迷子のような表情を、目を、声を…

忘れないよ、おじいちゃん。

認知症の一番酷なところは、こういう瞬間だと思う。

我に返る瞬間。

一つの救いは突き詰めて考えられなくなるということ。

笑顔でいよう。

笑顔でいたい。

願わくは おじいちゃんが、家族が、

笑顔でいられる時間が少しでも長くありますように。

この一年もまた、笑顔を模索しながら進んでいこう。

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